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高尿酸血症・痛風
高尿酸血症・痛風|喜連瓜破駅徒歩1分、大阪市平野区の内科・泌尿器科もりもとクリニック

「健康診断で尿酸値が高いと指摘された」「突然、足の親指の付け根に激痛が走った」、それは身体からの重要なサインです。
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高い状態です。放置すると、痛風発作による激しい痛みだけでなく、腎臓病(痛風腎)や尿路結石につながることがあります。また、高尿酸血症は高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病と合併しやすく、心血管疾患との関連も指摘されています。
大阪市平野区・喜連瓜破駅徒歩1分の内科・泌尿器科もりもとクリニックでは、泌尿器科専門医および総合内科専門医の視点から、痛風発作の痛みを抑える治療だけでなく、尿酸値の管理、腎機能の評価、尿路結石の確認まで含めた総合的な診療を行っています。痛みがある場合も、全く無症状の場合も、お気軽にご相談ください。

高尿酸血症・痛風とは?

尿酸とは、細胞の核に含まれる「プリン体」が肝臓で分解されてできる代謝産物です。 通常、尿酸は血液中に溶け、主に腎臓から尿として排泄されます。
しかし、尿酸が体内で作られすぎたり、腎臓などからの排泄が追いつかなくなったりすると、血液中の尿酸濃度が上昇します。一般的に、血清尿酸値が 7.0 mg/dLを超える状態を「高尿酸血症」といいます。
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痛風発作とは
血液中に溶けきれなくなった尿酸は、尿酸塩結晶として関節などに沈着します。この結晶を免疫細胞が異物と認識すると、強い炎症が起こり、激しい痛みや腫れを生じます。これが「痛風発作」です。
痛風発作は、特に足の親指の付け根、足首、足の甲、膝などに起こりやすく、なかでも足の親指の付け根に突然激痛が走るケースが典型的です。
発作は突然起こり、24~48時間で痛みのピークに達します。1~2週間ほどで自然に軽くなることもありますが、尿酸値が高い状態を放置すると、発作を繰り返しやすくなります。
高尿酸血症と腎臓・尿路結石の関係
高尿酸血症の注意点は、痛風発作の痛みだけではありません。尿酸は腎臓から尿中へ排泄されるため、尿酸値が高い状態が続くと、腎臓や尿路にも負担がかかることがあります。
尿酸結晶は尿路結石の原因になることがあり、背中や脇腹の強い痛み、血尿、尿の濁りなどを引き起こす場合があります。また、腎機能が低下している方では尿酸の排泄がさらに低下し、尿酸値が上がりやすくなることもあります。
高尿酸血症・痛風の症状は?

このような症状はございませんか?
以下の症状に心当たりがある方は、早めにご受診ください。
痛風発作のサイン
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夜間から早朝に、足の親指の付け根が突然激しく痛む
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関節が赤く腫れ、熱を持ち、触れるだけで激痛がある
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痛みで歩くのが難しい
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発作の前に、関節にピリピリとした違和感(前兆)がある
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同じ場所が繰り返し腫れる
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健康診断で尿酸値が7.0 mg/dLを超えていた
合併症のサイン(腎臓・結石)
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突然、背中や脇腹に強い痛みが出た
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血尿が出た
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尿が濁っている
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尿量が減ってきた
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足や顔のむくみがある
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健康診断で腎機能(eGFR・クレアチニン)の低下を指摘された
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以前に尿路結石を経験したことがある
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高血圧・糖尿病・肥満を合わせて指摘されている
尿酸値が高いだけで症状がない場合も注意が必要です
尿酸値が高くても、痛風発作などの症状がないことがあります。これを「無症候性高尿酸血症」といいます。
症状がない場合でも、尿酸値の高さ、腎機能、尿路結石の有無、高血圧・糖尿病などの合併状況によっては、治療や定期的な経過観察が必要になることがあります。
「痛みがないから大丈夫」と自己判断せず、一度検査で状態を確認することが大切です。

高尿酸血症・痛風の原因は?
高尿酸血症は、食事だけで起こる病気ではありません。尿酸が体内で作られすぎる場合、尿酸を体外へ排泄する力が低下している場合、またはその両方が関係している場合があります。
原因を把握することは、生活習慣の改善だけでなく、適切な薬剤選択につながります。
尿酸値を上げやすい主な要因
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プリン体を多く含む食品の摂りすぎ
例:レバー、魚卵、干物、一部の魚介類など -
アルコール摂取
ビールだけでなく、日本酒、焼酎、ワインなども尿酸値上昇に関係します。 -
果糖を多く含む飲料
清涼飲料水、エナジードリンクなどは尿酸産生を増やすことがあります。 -
肥満・メタボリックシンドローム
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水分不足・脱水
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激しい無酸素運動
過度な筋力トレーニングなどは尿酸値を上げることがあります。 -
一部の薬剤
利尿薬など、一部の薬が尿酸値に影響することがあります。 -
腎機能低下
高尿酸血症のタイプ分類(高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版による分類)
高尿酸血症は、尿酸が高くなる原因によっていくつかのタイプに分けられます。タイプによって適した薬が異なるため、尿酸値だけでなく、尿酸の排泄や腎機能を含めて評価することが重要です。
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排泄低下型(約60%)
腎臓から尿として尿酸を体外へ出す機能が低下しているタイプ -
腎負荷型(約10%)
以下の2つに分類されます。
・産生過剰型:体内で尿酸を作りすぎてしまうタイプ
・腎外排泄低下型:腸管からの尿酸排泄が低下しているタイプ -
混合型(約30%)
「排泄低下」と「産生過剰」の両方が関係しているタイプ

高尿酸血症・痛風の検査・診断は?
当院は、内科と泌尿器科の両方の専門性を持つクリニックです。「痛みを治す」だけでなく「腎臓と尿路を守る」多角的な評価を行います。
1. 血液検査(尿酸値・腎機能評価)
血清尿酸値だけでなく、腎機能(eGFR・クレアチニン)・肝機能・血糖・脂質を同時に確認します。 痛風に合併しやすい生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)を一括で評価します。
2. 尿検査(タイプ判別と尿路環境の評価)
尿中尿酸排泄量や尿酸排泄率(FEUA)を測定し、高尿酸血症のタイプを正確に判別して最適な治療薬を選定します。また、尿のpH(酸性度)を確認し、尿路結石ができにくい環境(アルカリ化)を目指します。
3. 腹部超音波検査(結石・腎形態の評価)
泌尿器科専門医による超音波検査で、腎臓・尿管の結石の有無と腎形態を確認します。 無症状の小さな結石も早期に発見できるよう努めています。

高尿酸血症・痛風の治療は?
痛風の治療は「急性発作期」と「安定期(尿酸管理)」で方針が大きく異 なります。 それぞれに適した治療を段階的に行うことが、再発防止と合併症予防のカギとなります。
1. 痛風発作時(急性期)の治療
激しい痛みがある発作時は、まず炎症と痛みを抑えることを優先します。
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NSAIDs(消炎鎮痛剤)を十分量・短期間投与して炎症を鎮めます
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NSAIDs が使えない場合は、コルヒチンやステロイドを使用します
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発作開始12時間以内のコルヒチン投与が効果的とされています
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患部を冷やして安静にします(温めるのは逆効果です)
2. 尿酸値を下げる治療(安定期・長期管理)
痛みが治まった後は、再発予防と合併症予防のための治療を開始します。
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目標:血清尿酸値 6.0 mg/dL 以下
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タイプ判定に基づき、尿酸降下薬を少量から開始します
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排泄低下型 → 尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロン等)
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腎負荷型(産生過剰型・腎外排泄低下型)→ 尿酸生成抑制薬(アロプリノール・フェブキソスタット等)
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混合型 → 病態の内訳に応じて薬剤を選択します
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尿アルカリ化薬を併用し、結石リスクの低減を図ります
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コルヒチンカバー:尿酸値を下げる過程で起こりやすい「尿酸値変動に伴う発作(移動性発作)」を予防するため、治療開始初期に少量のコルヒチンを併用することがあります
尿路結石を合併している場合、尿酸排泄促進薬は尿中尿酸排泄量を増やして結石を悪化させる恐れがあるため、原則として尿酸生成抑制薬を選択します。
発作中に尿酸降下薬の開始を避ける理由
急性発作中に尿酸降下薬を新たに開始すると、尿酸値の急激な変動が関節内の結晶を動かし、 発作をかえって悪化・長期化させる恐れがあります。 発作が完全に落ち着いてから、少量で開始するのが原則です。すでに服用中の薬がある方は、自己判断で中止せず、医師の指示に従ってください。

高尿酸血症・痛風、 生活習慣改善のポイント
薬物療法と同時に生活習慣を改善することで、薬の量を減らしたり、 より早く目標値に到達したりすることが期待できます。

食事のポイント ─ 「制限」と「積極摂取」の両輪
積極的に摂りたい食品
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低脂肪乳製品(牛乳・ヨーグルト) ─ 尿酸排泄を促進します
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コーヒー ─ 尿酸値低下に関連するという研究報告があります
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野菜・海藻 ─ 尿をアルカリ化し、結石を予防します
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水・麦茶 ─ 1日2L以上を目標に水分補給しましょう
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良質なタンパク質(卵・鶏むね肉など)
控えたい食品・飲料
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プリン体が多い食品(レバー・魚卵・干物など)
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ビール ─ 液体でプリン体を多く摂取しやすくなります
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アルコール全般 ─ 種類を問わず節酒を心がけましょう
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甘いジュース・清涼飲料水 ─ 果糖が尿酸産生を促進します
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高脂肪食 ─ 尿酸排泄を妨げます
「ビールさえ我慢すれば大丈夫」という誤解
アルコールは種類を問わず、尿酸値を上げる作用があります。また、果糖(フルクトース)を多く含む市販ジュースや清涼飲料水も、尿酸産生を促進することが分かっています。
水分補給・運動・体重管理のポイント
飲水:1日2,000 mL 以上
尿量を2,000 mL/日以上確保することで、尿酸の排泄が促進され、結石予防にもつながります。
有酸素運動(ウォーキング・水泳)を週3〜4回
肥満解消・インスリン抵抗性の改善を通じて、間接的に尿酸値を下げる効果が期待できます。
※激しい無酸素運動(短時間の高強度トレーニング)は、乳酸が尿酸排泄を妨げるため逆効果になることがあります。
適正体重の維持(BMI 25未満)
肥満は尿酸排泄を低下させます。ただし、急激な体重減少もプリン体を大量に放出するため、無理な減量は避けましょう。
睡眠の質の改善
睡眠時無呼吸症候群は尿酸値を上昇させることが知られています。 いびきや日中の強い眠気がある方は、あわせて評価を受けることをお勧めします。


