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前立腺がん
前立腺がん|喜連瓜破駅徒歩1分、大阪市平野区の内科・泌尿器科もりもとクリニック

前立腺がんとは?

日本人男性にとって、前立腺がんはもはや他人事ではありません。患者数は増加の一途を辿り、なんとこの40年間で約30倍に増加し、男性のがんの中で第1位となりました。前立腺がんによる死亡者数も増加傾向にありますが,患者数の増加と比較すると約9倍の上昇にとどまっています。これは、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA検査の普及に伴い,早期に発見されるケースが増加したことが要因の一つと考えられます[1]。日常診療においても、以前に比べて早期の段階で前立腺がんが見つかる患者さんが増えたと実感しています。早期であればあるほど、治療の選択肢も広がり、身体への負担が少ない治療法を選べる可能性も高くなります。 このため、症状がないから大丈夫と思わず、特に50歳を過ぎたら一度はPSA検査を受けていただくよう、日々の診療でお伝えしています。
このページでは、前立腺がんの原因や症状、検査方法、治療法について、分かりやすく解説いたします。検診でPSAが高いと言われた、父や兄弟が前立腺がんと診断されたなど、少しでも気になる症状がございましたら、どうぞお気軽に大阪市平野区喜連瓜破の内科・泌尿器科もりもとクリニックにご相談ください。

このような症状はございませんか?


早期の段階
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自覚症状がない場合がほとんど
進行した段階
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排尿困難
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残尿感
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頻尿
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血尿
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骨転移による骨の痛み
これらの症状は、前立腺がんが進行した場合に見られるもので、初期の段階でこれらの症状を自覚される方は非常に稀です。むしろ、検診で偶然PSAが高いと指摘されたり、排尿に関する別の悩みで受診された際に検査をして初めて見つかったりするケースがほとんどです。 このため、『症状がないから大丈夫』と自己判断せず、早期発見・早期治療のために、定期的な検査を受けていただくことをおすすめします。

前立腺がんの原因は?

近年の前立腺がん患者数の増加には、食生活の欧米化による高脂肪食の摂取が影響していると考えられています。また、前立腺がんは、他のがんと比較して遺伝的な要因が強く関与していることも分かっています。家族歴、特に父親や兄弟に前立腺がんを患った人がいる場合、前立腺がんを発症するリスクが高くなるだけでなく、比較的若い年齢で発症する可能性も報告されています[1]。

前立腺がんの検査は?

中高年の男性で、頻尿や排尿困難など、前立腺肥大症に伴う症状で受診された方や、健康診断などでPSA検査の異常を指摘された方に、詳しい検査を行います。PSAが高いからといって必ずしもがんであるとは限りません。前立腺肥大症や前立腺炎など、良性の疾患でも数値が上昇することがあります。そのため、一度の検査結果だけで判断せず、他の検査所見や症状、そして何よりも患者さんのお話を総合的に伺った上で、慎重に診断しています。
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超音波(エコー)検査:前立腺肥大症や前立腺がんの有無を確認します。
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直腸診:前立腺の触診を行うこともあります。
これらの検査の結果、前立腺がんが疑われる場合は、連携病院でMRI検査を行い、最終的に前立腺生検で組織を採取し、がん細胞の有無を調べます。

前立腺がんの治療は?
手術療法
前立腺がんを根治するために、前立腺を摘出する治療法です。近年では、体に負担の少ないロボット支援下での腹腔鏡手術が主流となっており、この十数年で最も進歩した治療法の一つだと感じています。腹部に数カ所小さな穴を開けるだけで手術を行うため、従来の開腹手術と比較して、手術時間や出血量が少なく、体への負担が少ないというメリットがあります。
放射線療法
体外照射法(IMRT)
体の外から放射線を照射し、がん細胞を死滅させる治療法で、最も主流な放射線療法です。
小線源治療
放射線を出す小さな線源を前立腺に挿入し、集中的にがんを治療する方法です。
粒子線治療
陽子線治療や重粒子線治療といった、より正確にがんの部位にエネルギーを集中させることで、副作用を抑えつつ高い治療効果を目指す治療です。
ホルモン療法
前立腺がんの成長は男性ホルモンであるアンドロゲンに依存しているため、ホル モン療法ではアンドロゲンを抑えることで腫瘍の進行を遅らせ、症状を緩和する効果があります。
前立腺がんの治療法の選択肢は、がんの進行度や患者さんの状態によって異なり、患者さんの人生における重要な決断の一つです。当院では、泌尿器科専門医としての豊富な知識と経験に基づき、それぞれの治療法のメリット・デメリット、期待できる効果、起こりうる副作用などを、分かりやすい言葉で丁寧にご説明することに努めています。まずはお気軽にご相談ください。
[参考文献]
[1]前立腺癌診療ガイドライン2023年版


