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Features

​自己導尿

自己導尿|喜連瓜破駅徒歩1分、大阪市平野区の内科・泌尿器科もりもとクリニック

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自己導尿とは?

自己導尿ができ、活動的な夫妻

神経因性膀胱前立腺肥大症の病状が進むと、尿が出せなくなったり、何とか出せても十分に出し切れずに膀胱内に多量の尿が残ってしまうようになります。この場合は尿道から細い管(カテーテル)を膀胱内に挿入し、たまった尿を出す処置(導尿)を行う必要があります。間欠的自己導尿とは自分自身で導尿を行う方法で、日に数回行うことで、今までどおりの日常生活を送れるようになります。

このページでは、導尿の基礎知識から在宅自己導尿の方法の実際まで、患者様やご家族の方に役立つ情報を分かりやすく解説していきます。自己導尿でお困りごとがございましたら、大阪市平野区喜連瓜破の内科・泌尿器科もりもとクリニックへご相談ください。

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導尿が必要となる原因は?

神経因性膀胱による尿閉

神経因性膀胱

脊髄損傷や脳卒中、糖尿病などの影響で排尿障害(尿をうまく出せない)が出現します。症状が進行すると、内服薬による治療では十分に尿を出せなくなります。

前立腺肥大症

肥大した前立腺が尿道を圧迫し、さまざまな排尿障害が出現します。症状が進行すると尿を出せなくなります。内服治療や手術によって前立腺が小さくなるまでは、一時的に自己導尿が必要になることもあります。​

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導尿の適応は?

説明する医師

医師が問診を行い、原因となるような脳や脊髄の疾患、神経の障害の既往歴がないか確認します。また、尿検査で尿路感染症や他の疾患がないかを確認したり、超音波(エコー)検査で膀胱内に残っている尿量(残尿測定検査)を調べたりして、総合的に診断を行います。特に、残尿測定検査は、残尿感がない無症状の方でも多量の残尿を認めることがあるため、導尿の必要性を判断する上で重要な検査となります。

​膀胱内に残尿がたまり過ぎた状態が続くと尿路感染症を起こしやすくなり、腎機能の低下から腎不全に至ることもあります。また、膀胱は常にパンパンに引き伸ばされてゆるんだ状態になり、排尿時の縮む力が落ちてしまい、膀胱機能の低下につながることがあります。導尿により、膀胱内の多量の残尿を排出することによって、尿路感染や腎機能障害を防ぐことが期待できます。

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導尿の方法は?

導尿には自己導尿と尿道カテーテル留置の2つの方法があります。

上記の比較からもわかるように、間欠自己導尿には多くの利点があります。特に、尿路感染のリスクが低く、日常生活への制限が少ないことが大きな特徴です。旅行や外出も普段通り楽しむことができ、運動や入浴なども制限なく行えます。

したがって、自己導尿の手技を習得できる方には、まず間欠自己導尿をお勧めいたします。正しい手技で自己導尿を行うことで、健康維持や合併症の予防にもつながるため、多くの患者さんにとって安全で安心な選択肢となります。

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自己導尿の実際は?

説明する看護師
  1. 両手を洗います

  2. 消毒綿で尿道口(尿の出口)をふきます

  3. カテーテルを尿道口へ入れます

  4. 尿が出なくなるまでカテーテルを入れたまま待ちます

  5. 尿が出なくなったらカテーテルをゆっくり抜きます

 

自己導尿を始めるにあたり、初めはうまくできるか不安や心配を感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。当院では、経験豊富な泌尿器科専門医と看護師が丁寧に自己導尿の指導を行っております。正しい方法を身につけ、しっかりと継続できるようサポートいたします。

[参考文献]

尿路管理を含む泌尿器科領域における 感染制御ガイドライン改訂第2版

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自己導尿についてのよくあるご質問

森本和也(日本泌尿器科学会専門医)

監修・執筆について

執筆者:森本 和也(日本泌尿器科学会 専門医)

患者さんが安全に自己導尿を継続できるよう、わかりやすく丁寧な指導を心がけています。

本ページは、森本 和也 医師(日本泌尿器科学会 専門医/日本透析医学会 専門医)により執筆・監修されています。内容は最新の「尿路管理を含む泌尿器科領域における 感染制御ガイドライン改訂第2版」に基づいて構成されており、信頼できる医療情報の提供を心がけています。

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