
当院について

Features
花粉症
花粉症|喜連瓜破駅徒歩1分、大阪市平野区の内科・泌尿器科もりもとクリニック

Hay fever 花粉症とは?

アレルギー性鼻炎の有病率は、2019年の全国調査で49.2%と、日本人の約2人に1人が罹患していると言われています。中でもスギ花粉症の増加は著しく、その有病率は38.8%にものぼり、国民病とも言われています[1]。特に、10歳代から50歳代の有病率は半数近くとなっており、労働生産性の低下による経済的な損失も無視できなくなってきています。さらに、季節ごとに異なる花粉が飛散することで、年間を通じて花粉症の症状に悩まされる人が増えています。具体的には、3月から5月のヒノキ、7月から10月のブタクサやヨモギ、3月から10月のイネ科類など、スギ花粉以外の花粉症も増加傾向にあります。
当院でも春先には、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみを訴えて来院される患者さんが増加します。特にスギ花粉による症状は日常生活や仕事の集中力に大きな影響を及ぼし、気分の落ち込みや睡眠の質の低下にもつながると感じています。
このページでは、花粉症の基礎知識から診断や治療、そして予防法まで、患者様やご家族の方に役立つ情報を分かりやすく解説していきます。「くしゃみや鼻水、鼻づまりが止まらない」、「目がかゆい」など、気になる症状がございましたら、大阪市平野区喜連瓜破の内科・泌尿器科もりもとクリニックへご相談ください。
[参考文献]
[1] 日本耳鼻咽喉科学会雑誌123:485-490, 2019
目次

このような症状はございませんか?
Problem
サラサラした透明な鼻水が出る
連続してくしゃみが出る
目がかゆい
鼻づまりや頭痛がある



Mechanism 花粉症の原因は?
人体の免疫システムは、本来、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るものです。しかし、花粉症では、この免疫機能が過剰に反応し、無害な花粉をアレルゲン(アレルギー誘発物質)として認識してしまいます。

①花粉が目や鼻から入る
②リンパ球が花粉をアレルゲンと認識する
③リンパ球がIgE抗体を産生する
④IgE抗体が目や鼻の粘膜の肥満細胞に結合する
⑤花粉が再び体に入り、抗体と結合すると、防御反応として肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出される
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ヒスタミンは鼻水や涙を増加させ、花粉を排出する
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ロイコトリエンは粘膜を腫れさせ、花粉の侵入を阻止する

Diagnosis 花粉症の検査は?

原因となる花粉が飛散する時期に症状が出ます。スギやヒノキが原因となることが多いですが、他の花粉がアレルゲンとなっている場合や、複数のアレルゲンを有している場合があります。また、1年を通して症状に悩まされる場合には、季節性アレルギー性鼻炎である花粉症に、ハウスダストやダニが原因となる「通年性アレルギー性鼻炎」を合併していることもあります。通年性アレルギーも日本人の約4人に1人が罹患しており、珍しくありません。
このため、血液検査で各種のアレルゲンについて調べることが大切です。血中の花粉に反応する特定のIgEを調べることによって、アレルゲンになっている植物を特定することが可能となります。スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの花粉だけでなく、通年性アレルギーの原因となるハウスダスト、ダニなどの主要なアレルゲンも同時に調べることができます。
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