膀胱炎は自然に治ることもありますか？

軽い膀胱炎であれば自然に改善することもありますが、再発や悪化を防ぐためにも早めの受診と適切な治療をおすすめします。

市販薬で膀胱炎を治すことはできますか？

一時的に症状が軽くなることもありますが、原因菌をしっかり治療するには医師の診断と処方が必要です。

膀胱炎は繰り返しやすい病気ですか？

女性に多く、体質や生活習慣によって繰り返すことがあります。予防法や再発防止の指導も行っています。

受診の目安はどのような症状ですか？

排尿時の痛み、頻尿、残尿感、血尿などがある場合は、早めに受診してください。放置すると腎盂腎炎へ進行することもあります。

生理中でも膀胱炎の診察や検査は受けられますか？

生理中でも診察や尿検査は可能です。心配な点があれば、事前にお知らせください。

当院について

Features

膀胱炎

膀胱炎｜喜連瓜破駅徒歩１分、大阪市平野区の内科・泌尿器科もりもとクリニック

膀胱炎とは？

膀胱炎では、尿道から膀胱に細菌が侵入することで炎症が起こります。女性は男性より尿道が短いことから、女性に多くみられます。当院では日常的に多くの女性の膀胱炎の診療を行っています。私の臨床経験では、早期治療が再発予防にも繋がることを実感していますが、実際には初期の症状を我慢して、悪化してから来院される患者さんが多いのが現状です。泌尿器科の受診をためらわれるかもしれませんが、多くの場合、尿検査で診断がつき、適切な抗生剤を内服いただくことで治療することが可能ですので、ご安心ください。

トイレが近い、排尿時の痛みや違和感などの症状がございましたら、大阪市平野区喜連瓜破の内科・泌尿器科もりもとクリニックへご相談ください。

女性の泌尿器科について＞

このような症状はございませんか？

トイレが近い（頻尿）
排尿後に残尿感がある
排尿時に痛み（排尿時痛）や違和感がある
血尿や尿のにごりがある

実際の診療現場では、典型的な症状だけでなく、下腹部の違和感や体調不良のみで来院される方も少なくありません。特に高齢の方は自覚しにくい場合があるため、違和感が続く際は早めの受診が大切です。

膀胱炎の原因は？

膀胱炎の主な原因は細菌の感染です。大腸菌などの細菌が尿道から膀胱へ侵入し、増殖することで炎症が起こります。

ストレスや睡眠不足など抵抗力が低下しているときも発症しやすくなります。トイレを必要以上に我慢したときにも、膀胱内の残尿量が増えてしまうことで細菌が増殖しやすくなります。

膀胱炎の検査は？

顕微鏡を用いて尿を調べて診断します。膀胱炎の原因となる細菌の有無や、炎症で増える白血球の量を確認します。

急な症状で来院された場合、当院では速やかに尿検査を実施し、その日のうちに診断・治療方針をご説明しています。

血尿が目立つ場合や、たびたび再発する場合には、その他の病気が無いかどうかを調べるために、超音波検査（エコー検査）を行うこともあります。

膀胱炎の治療は？

通常、適切な抗生物質での治療で数日以内に症状は改善します。症状の改善後に、尿検査で治癒の確認を行うことが重要です。近年は耐性菌の問題もあり、細菌の種類によっては、抗生物質が十分に効かないこともあります。その際は抗生物質の種類を変更します。これまでの臨床経験から、抗生物質の選択は一人ひとりの病歴や過去の治療歴を考慮することが重要だと実感しています。「抗生物質が合わない」「下痢や体調不良が出やすい」など、個々の体質に合わせた治療選択にも留意しています。

また、膀胱炎は再発も多く、放置すると腎盂腎炎に進展し、高熱や全身状態の悪化で入院が必要となる油断できない病気です。「軽い膀胱炎と思って市販薬だけで様子を見ていたら、急な高熱や腎盂腎炎に進行して救急搬送された」方も少なくありません。症状が軽くても、違和感が続く場合は早めの受診をお勧めいたします。